品種 / FIELD NOTES

Koshu and Muscat Bailey A

甲州とベーリーAから品種の幅を広げる

日本の代表品種を復習したら、その品種がどの畑で、どの工程を経たかまで追いたい。甲州は一つの白の味、ベーリーAは一つの軽い赤に固定されない。

RELATIONSHIPS

甲州とベーリーAから品種の幅を広げる:比較の視点

Koshu and Muscat Bailey A

地理・原料・工程を分けて読む

  • 甲州

    果皮・澱・容器を分けて読む

  • 交配品種

    育種とブレンドの役割

  • 欧州系品種

    畑の条件と熟期を確認

本文を整理した模式図です。生産区域や品質の順位を表すものではありません。 出典・参考資料

FIELD NOTE 01

甲州は果皮と澱への接触を分けて考える

甲州の白を比べるときは、発酵前後の工程に目を向けよう。果皮との接触は抽出に関わり、発酵後の澱との接触は熟成の選択になる。甲州シュールリーという名前だけでオレンジワインや樽香を連想せず、どこで何に接触させたのかを確認する。辛口か甘口かも品種だけでは決まらない。

FIELD NOTE 02

交配品種を一つの味にまとめない

マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントAは川上善兵衛の育種と結び付く品種。代表的な香りの印象を覚えるだけでなく、ブレンドで何を組み合わせるかを考えよう。岩の原の善兵衛2022では三品種を使い、新樽と古樽も使い分ける。ベーリーAを軽い早飲みの赤だけと考えると、この設計を見落とす。

FIELD NOTE 03

地域と品種を一対一にしない

北海道ではケルナー、ピノ・ノワールや耐寒性を考えた交配品種が学習の入口になる。長野のメルロ、大阪のデラウェアも地域を理解する手掛かりだが、どの県も一品種だけの産地ではない。地図に品種を一つ置いたら、次に別品種の例を足し、栽培条件と造り方の違いを比べてみよう。

この記事の要点

できない。澱との接触を示す製法と、果皮からの抽出は別の工程。

PAUSE & REFLECT

理解を確かめる

シュールリーという表示から、果皮と一緒に発酵したと判断できる?

解説を読む

できない。澱との接触を示す製法と、果皮からの抽出は別の工程。

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出典・参考資料

本文の参照資料です。生産規定の詳細は現行文書で、個別ワインの仕様は該当する収穫年の資料で確認できます。

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