生産者 / FIELD NOTES

Iwanohara Zenbei 2022

善兵衛2022:三品種と新樽・古樽

マスカット・ベーリーA主体という一言では、この赤の設計を説明し切れない。三品種の比率と、それぞれに使った樽を対応させて読む。

RELATIONSHIPS

善兵衛2022:三品種と新樽・古樽:比較の視点

Iwanohara Zenbei 2022

地理・原料・工程を分けて読む

  • 71%

    ベーリーA:フレンチ新樽

  • 23%

    ブラック・クイーン:フレンチ新樽

  • 6%

    ベーリー・アリカントA:フレンチ古樽

本文を整理した模式図です。生産区域や品質の順位を表すものではありません。 出典・参考資料

FIELD NOTE 01

配合を合計100%で確かめる

岩の原葡萄園の善兵衛2022は、マスカット・ベーリーA71%、ブラック・クイーン23%、ベーリー・アリカントA6%。三つを足すと100%になる。主体品種はベーリーAだが、単一品種のワインではない。生産者が示すこの年の配合を、他の製品や過去の善兵衛にもそのまま当てはめない。

FIELD NOTE 02

樽の使い分けを配合に重ねる

ベーリーAとブラック・クイーンはフレンチオークの新樽、ベーリー・アリカントAはフレンチオークの古樽で熟成したと説明される。新樽と古樽の選択を品種ごとに置くと、単に「樽熟成」とまとめた場合より工程が見える。公開説明にない樽容量や月数は補わず、熟成と発酵の容器も混同しない。

FIELD NOTE 03

栽培からブレンドまでつなげる

生産者は収穫量の調整や選果も説明している。完成した味を品種比率だけで説明せず、原料の状態、抽出、熟成、ブレンドが連続する設計として読もう。演習では比率と樽を対応させ、ノートにはどの要素を比較したいかを書く。新樽の使用を、そのまま品質や飲み頃の順位に置き換える必要はない。

この記事の要点

主体品種の説明はよいが、全量新樽は誤り。6%のベーリー・アリカントAは古樽熟成。

PAUSE & REFLECT

理解を確かめる

「ベーリーA主体、全量新樽熟成」という要約は正しい?

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主体品種の説明はよいが、全量新樽は誤り。6%のベーリー・アリカントAは古樽熟成。

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出典・参考資料

本文の参照資料です。生産規定の詳細は現行文書で、個別ワインの仕様は該当する収穫年の資料で確認できます。

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