制度・醸造 / FIELD NOTES

Japanese wine labelling

日本ワイン、地名表示、GIを区別する

ラベルを読む順序は「日本ワインか」「何の地名か」「GIか」。同じ産地名が見えても、要求される原料の比率や製造条件は同じではない。

RELATIONSHIPS

日本ワイン、地名表示、GIを区別する:比較の視点

Japanese wine labelling

地理・原料・工程を分けて読む

  • 日本ワイン

    国内収穫ブドウと国内製造

  • 地名表示

    85%以上と醸造地を確認

  • GI

    個別基準と管理機関の確認

本文を整理した模式図です。生産区域や品質の順位を表すものではありません。 出典・参考資料

FIELD NOTE 01

日本ワインは国内製造ワインの一部

国内製造ワインは国内で造ったワインを指す広い区分。そのうち、原料の果実に国内収穫のブドウだけを使い、告示の製法条件を満たすものが日本ワインになる。輸入濃縮果汁などを用いた国内製造ワインとは区別する。2018年10月30日から適用された表示基準を、国名の印象ではなく原料欄と併せて読もう。

FIELD NOTE 02

地名・品種・年にはそれぞれの条件がある

地名は、その範囲の収穫ブドウ85%以上が基本。範囲外で醸造した場合は「○○産ぶどう使用」などの表示になる。日本ワインの単一品種名は85%以上、上位二品種なら合計85%以上で多い順、三品種以上なら割合も併記する。収穫年もその年のブドウ85%以上が条件で、これらを一つの85%にまとめない。

FIELD NOTE 03

GIは個別の生産基準まで確認する

確認時点でワインのGIには山梨、北海道、山形、長野、大阪がある。各基準では原料産地や品種、製造、管理機関の確認などを定める。例えばGI山梨は山梨県産ブドウのみを用い、県内製造などが必要だ。一般の地名表示を満たしただけではGIの使用条件を満たしたことにならない。GIの有無だけで好みや価格を順位付けする制度でもない。

この記事の要点

名乗れない。GI山梨は県産ブドウのみという原料条件に加え、製法・確認手続なども必要。

PAUSE & REFLECT

理解を確かめる

山梨県産ブドウ90%なら、それだけでGI山梨を名乗れる?

解説を読む

名乗れない。GI山梨は県産ブドウのみという原料条件に加え、製法・確認手続なども必要。

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出典・参考資料

本文の参照資料です。生産規定の詳細は現行文書で、個別ワインの仕様は該当する収穫年の資料で確認できます。

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