FRANCE / THE LEARNING WORKSHOP
表示を読み、実例を比べる。
ラベルと工程を整理したら、実在するワインの年・品種・生産者の違いを比較します。
READ THE LABEL
地名・品種・糖分は、別の情報。
表示を選ぶと、その言葉が何を伝えるかがわかります。
表示の役割を学ぶための架空の組み合わせです。実際のラベルの必須表示を網羅していません。
RELATIONSHIPS
泡を生む糖と、仕上げの糖。
工程の前後関係
① ティラージュ・二次発酵
糖と酵母を加えて瓶内で泡を生む。
② 澱との熟成・澱抜き
ルミュアージュで集め、デゴルジュマンで取り除く。
③ ドザージュ
澱抜き後の仕上げ。最終的な糖分区分を確認。
本文で説明した関係の要約です。品種構成や生産条件の詳細は、本文と公式資料で確認できます。 出典・参考資料
RELATIONSHIPS
原産地の制度と、格付けの対象。
異なる役割を区別
AOC / AOP・IGP
原産地や地理的表示の制度。
産地独自の格付け
畑か、シャトーか。何を分類する制度か確認。
本文で説明した関係の要約です。品種構成や生産条件の詳細は、本文と公式資料で確認できます。 出典・参考資料
CASE STUDY / 実例から考える
銘柄をそろえて、数字の分母を確かめる。
品種比率と採用率は、別の数字です。見る項目を切り替え、図の下の問いを考えてください。
完成品の品種比率
Château Margaux 2021
- カベルネ・ソーヴィニヨン87%
- メルロー8%
- カベルネ・フラン3%
- プティ・ヴェルド2%
- 対象
- グラン・ヴァンのブレンド
Château Margaux 2022
- カベルネ・ソーヴィニヨン92%
- メルロー6%
- カベルネ・フラン2%
- プティ・ヴェルド0%
- 対象
- グラン・ヴァンのブレンド
カベルネが5ポイント増えた。畑でも同じ割合で植え替えた?
考え方を確認する
このグラフは完成品の構成です。植栽面積の変化は示していません。品種ごとの収量と、グラン・ヴァンにどのワインを選んだかが比率に関わります。
収穫からの採用率
2021年
- グラン・ヴァンへの採用
- 収穫の36%
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- 完成品の87%
2022年
- グラン・ヴァンへの採用
- 収穫の40%
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- 完成品の92%
36%と87%を足して、123%になる?
考え方を確認する
足せません。36%は収穫からグラン・ヴァンに採用した割合、87%はその完成品の品種構成。分母が異なる数値です。採用率の高さだけで、その年の品質順位も決まりません。
CASE STUDY / 実例から考える
何をそろえ、何を変えて比べる?
クロ・デ・ムーシュを例に、比較の組み方を選びます。飲み比べの提案であり、ここで実際に試飲した結果ではありません。
白の生産者を変える
ドルーアンの白
- 共通にする条件
- Beaune Premier Cru / Clos des Mouches / シャルドネ / 同じ収穫年
- 区画の説明
- 自社畑は斜面中腹、東〜南東向き
シャンソンの白
- 共通にする条件
- Beaune Premier Cru / Clos des Mouches / シャルドネ / 同じ収穫年
- 区画の説明
- 白の区画は丘上部、東向き
共通条件が四つあれば、醸造方法だけを比較できる?
考え方を確認する
区画の位置と栽培が残ります。クリマの名前をそろえても、同じブドウを分けて醸造する実験にはなりません。参照資料の年も二社で異なるため、実際に選ぶ年の仕様は別途確認します。
ドルーアンの赤白を比べる
Clos des Mouches 赤
- そろえる条件
- 生産者・クリマ・収穫年
- 品種
- ピノ・ノワール
- 果皮の扱い
- 発酵・浸漬で色素やタンニンを抽出
Clos des Mouches 白
- そろえる条件
- 生産者・クリマ・収穫年
- 品種
- シャルドネ
- 果皮の扱い
- 圧搾した果汁を発酵
赤白の差は、果皮を漬けたかどうかだけ?
考え方を確認する
品種も変わります。植わっている区画、収穫の判断、発酵・熟成も確認する必要があります。同じ畑名を手がかりに、造り手が赤と白をどう設計するかを読む比較です。
同じ赤の年を変える
ドルーアンの赤・ある年
- そろえる条件
- 生産者・銘柄・品種
- 調べること
- 天候・収穫日・全房比率・抽出・熟成
ドルーアンの赤・別の年
- そろえる条件
- 生産者・銘柄・品種
- 調べること
- 同じ項目と、瓶詰め後の経過時間・保管状態
全房20〜50%という説明から、2021年の比率を一つ決められる?
考え方を確認する
決められません。参照ページは「年により」と幅を持たせています。対象年の数値が公表されていなければ未確認と記録し、上限や平均をその年の仕様にしないでください。
参照資料:ジョゼフ・ドルーアン|クロ・デ・ムーシュ赤 2021 ↗ / ジョゼフ・ドルーアン|クロ・デ・ムーシュ白2017・畑の説明 ↗ / ドメーヌ・シャンソン|クロ・デ・ムーシュ白2024 ↗
CASE STUDY / 実例から考える
品種・収穫年・時間を別々に読む。
スペシャル・キュヴェの製品紹介と、ラ・グランダネ2014の資料を比較します。数値は2026年9月確認の公式記載です。
品種と収穫年
スペシャル・キュヴェ
- ピノ・ノワール60%
- シャルドネ25%
- ムニエ15%
- 収穫年
- 複数年。リザーヴワインを含む
ラ・グランダネ2014
- ピノ・ノワール61%
- シャルドネ39%
- ムニエ0%
- 収穫年
- 2014年。19クリュをブレンド
ピノ・ノワールがほぼ同率なら、味もほぼ同じ?
考え方を確認する
残りの品種、畑、年の組み方、発酵・熟成が異なります。この比率だけでは味の近さを判断できません。
どの工程の時間?
ブレンド前
- スペシャル・キュヴェ
- 一部のリザーヴワインをマグナムで7〜15年保管
- 読み取れること
- 構成要素の一部が過ごした時間
ブレンド後
- 瓶内二次発酵・澱との熟成
- 完成するキュヴェとして過ごす別の工程
- その後
- 澱抜き、出荷、購入後の保管という時間もある
7〜15年を、そのまま完成品全体の熟成期間と呼べる?
考え方を確認する
呼べません。一部のリザーヴの保管期間であり、ブレンド後の瓶内熟成期間とは別です。年数には対象と工程を必ず添えます。
ドザージュを比べる
スペシャル・キュヴェ
- 公表ドザージュ
- 7〜8g/L
- 資料の範囲
- 銘柄の製品紹介
ラ・グランダネ2014
- 公表ドザージュ
- 8g/L
- 資料の範囲
- 2014年のキュヴェ
数値が近いと、感じる甘さも必ず同じ?
考え方を確認する
酸や熟成、香り、提供温度なども感じ方に関わります。ドザージュの比較と、グラスでの甘さの評価を分けて記録します。
参照資料:ボランジェ|スペシャル・キュヴェ ↗ / ボランジェ|ラ・グランダネ2014 ↗ / シャンパーニュ委員会|ティラージュと二次発酵 ↗
CHECK YOUR UNDERSTANDING
資料を読み解く、10問。
答えを選ぶと理由を表示します。最後に、間違えた問題の解説記事をまとめて確認できます。間違えた問題はこのブラウザの学習ノートに保存され、正解すると再挑戦の一覧から外れます。点数と回答途中の進捗は保存されません。
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図解は各記事の公式資料をもとに作成しています。
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