品種 / FIELD NOTES

Pinot Noir

ピノ・ノワール

ブルゴーニュでは赤、シャンパーニュでは白の発泡性ワインにもなる。黒い果皮をどう扱うかが、同じ品種の異なる造りを結ぶ。

RELATIONSHIPS

黒ブドウから、赤にも白にも。

ピノ・ノワール

果皮の扱いで分かれる

  • 赤ワイン

    果皮から色やタンニンを抽出する。

  • 白のベースワイン

    圧搾時の色の抽出を抑える。瓶内二次発酵へ進む例も。

本文で説明した関係の要約です。品種構成や生産条件の詳細は、本文と公式資料で確認できます。 出典・参考資料

FIELD NOTE 01

畑違いを読む赤

ブルゴーニュでは、村やクリマの異なるピノ・ノワールを比較できる。品種を共通にしても、収穫年、畑、生産者が違えば複数の条件が同時に変わる。

一つの生産者で年をそろえるなど、何を固定して比べるかを決めると違いを説明しやすい。

FIELD NOTE 02

黒い果皮と淡い果汁

赤ワインでは果皮との接触を通じて色やタンニンを取り出す。シャンパーニュの白では圧搾時の色の抽出を抑え、黒ブドウから白のベースワインを造る。

果皮が黒いことと、完成品が赤いことは常に一致しない。

FIELD NOTE 03

イタリアのピノ・ネーロへ

ピノ・ネーロはイタリアでの呼び方。フランチャコルタなどの瓶内二次発酵を知っていれば、品種と工程を手がかりにフランスへ学びをつなげられる。

同じ品種・製法を共有しても、気候、区域、ブレンド、熟成の規定は呼称ごとに異なる。

FIELD NOTE 04

果皮から取り出す量を、工程で変える

赤の色とタンニンは、果皮・種子などから液体へ成分が移ることで増える。抽出できる量は原料によって違うため、接触時間を一律に長くすれば望む質感になるとは限らない。AWRIは、抽出可能なタンニンを測ることを、浸漬期間などの判断材料としている。

白のシャンパーニュでは、圧搾時に色素の抽出を抑えて果汁を得る。同じ黒ブドウでも、果皮との接触をどこで、どれだけ持たせるかが、赤と白の造りを分ける。品種の名前と工程をつなぐと、黒ブドウから白を造れる理由を説明できる。

この節の根拠:AWRI|抽出可能なタンニンの測定と醸造判断 ↗[資料確認 ] / シャンパーニュ委員会|品種・製法・表示のFAQ ↗[確認日未記録]

この記事の要点

白にもできる。果皮の色を強く取り出さずに圧搾し、黒ブドウから白のベースワインを造る例がシャンパーニュにある。

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ピノ・ノワールを使ったワインは、必ず赤かロゼになる?

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白にもできる。果皮の色を強く取り出さずに圧搾し、黒ブドウから白のベースワインを造る例がシャンパーニュにある。

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この問いにつながるコース

ピノ・ノワール:黒い果皮から赤にも白にも →

ドゥラピエ:品種構成とドザージュを分けて比べる →

メオ・カミュゼ:ドメーヌとネゴシアン、畑の中の位置 →

ジャック・フレデリック・ミュニエ:畑の所有と自らの耕作 →

ドゥーツ:同じ村・品種で区画を比べる →

ドメーヌ・ヴァシュロン:サンセールの二品種と区画名 →

フィリポナ:クロ・デ・ゴワセの斜面と醸造 →

ドメーヌ・デュジャック:全房使用と抽出の調整 →

ドメーヌ・フェヴレ:同じ生産者の地域と格付け →

ルイ・ジャド:メゾン名と畑の所有 →

ジョルジュ・ルーミエ:一つの特級畑の中のブレンド →

アルマン・ルソー:クロとモノポールと格付け →

ドメーヌ・ルロワ:ドメーヌとメゾンの違い →

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ:霜の年を畑ごとに読む →

出典・参考資料

本文の参照資料です。生産規定の詳細は現行文書で、個別ワインの仕様は該当する収穫年の資料で確認できます。

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