制度・醸造 / FIELD NOTES

Districtus Austriae Controllatus

DAC:地域の典型性と原産地を読む

DACを品種名や、全国共通の熟成期間の表示と取り違えない。

RELATIONSHIPS

DAC:地域の典型性と原産地を読む:比較の視点

Districtus Austriae Controllatus

地理・原料・工程を分けて読む

  • 法的表示

    地域ごとのDAC規定

  • 原産地

    地域・村・畑

  • 別の情報

    協会のスタイル表示

本文を整理した模式図です。生産区域や品質の順位を表すものではありません。 出典・参考資料

FIELD NOTE 01

DACの前に大きな区分を置く

まず地理的表示のないWein、地理的表示を持つLandwein、原産地呼称を持つQualitätsweinを分ける。Prädikatsweinは熟度や収穫方法に特別な条件を持つQualitätsweinで、DACもQualitätsweinの枠内で読む。DACという文字がないことだけを理由に、原産地や品質条件のないワインだと判断しない。

FIELD NOTE 02

地域ごとに中身を確認する

DACは地域の典型性を持つQualitätsweinの原産地表示で、地域ごとの規定が定められる。原料がその地域で育ったというだけでなく、認められる品種やスタイルなどの条件を確認する。

例えばヴァインフィアテルDACはグリューナー・ヴェルトリーナーを軸にする。一方、他地域のDACを見て同じ品種だと推測することはできない。略語の意味を覚えたあとに、個別の産地名と規定を結びつける。

FIELD NOTE 03

原産地の範囲を狭める

Gebietsweinは地域、Ortsweinは村、Riedenweinは畑を読む手掛かりとなる。ただし、各段階に認められる品種や醸造条件は地域によって違う。ヴァッハウでは畑のワインをグリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングに絞る。

原産地を細かくする軸と、甘辛度、アルコール、樽の使用は別の欄に書く。地名が細かいほど必ず樽が強い、甘い、といった読み替えはしない。

FIELD NOTE 04

協会表示と法的表示を分ける

ヴァッハウのSteinfeder、Federspiel、SmaragdはVinea Wachauのスタイル表示であり、Wachau DACの三段階と一対一に対応しない。瓶に両方がある場合、それぞれ違う情報を受け持っている。

制度は改訂される。過去のラベルを読むときは収穫年を控え、現在の規定と区別する。このサイトでも出典の確認日を残し、全国共通のルールなのか、特定地域や協会のルールなのかを示す。

この記事の要点

DACの具体的な条件は地域ごとに異なる。産地名、品種、原産地の段階、適用年を組み合わせて読む。

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DACなら全国どこでも同じ品種と製法?

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DACの具体的な条件は地域ごとに異なる。産地名、品種、原産地の段階、適用年を組み合わせて読む。

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出典・参考資料

本文の参照資料です。生産規定の詳細は現行文書で、個別ワインの仕様は該当する収穫年の資料で確認できます。

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