産地 / FIELD NOTES

Uco Valley

ウコ・ヴァレー:標高から区画へ

高地という共通点の中に、川がつくった土壌の違いがあります。

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ウコの二つの実例を、原料と容器で読む

項目を選ぶと、対応する部分を強調して比べられます。

  1. Concreto:パラヘ・アルタミラのマルベック。White Stones:グアルタジャリーの選ばれた区画のシャルドネ。

  2. Concreto:コンクリート、一部全房。White Stones:樽発酵、部分的なMLFとバトナージュ。

  3. Concreto:MLFと熟成もコンクリート。White Stones:2〜4回目使用のフレンチオーク樽で12〜16か月。

Concreto 2019とWhite Stones 2020の比較。品種も年も違うため、容器だけの効果を測る比較ではありません。 根拠となる資料へ ↓

FIELD NOTE 01

三つの行政区を置く

ウコ・ヴァレーはトゥプンガト、トゥヌジャン、サン・カルロスを軸に整理します。グアルタジャリーはトゥプンガト、ロス・チャカジェスはトゥヌジャン、パラヘ・アルタミラはサン・カルロス側の重要な地名です。

FIELD NOTE 02

標高だけでは説明しきれない

同じ高さでも、川が運んだ石の大きさ、砂や粘土、石灰質の付着などは異なります。パラヘ・アルタミラはトゥヌジャン川の扇状地という成り立ちから考えます。石灰質があれば必ず同じ香りになる、と結びつけないことも大切です。

FIELD NOTE 03

赤と白で学ぶ

ZuccardiのConcretoはパラヘ・アルタミラのマルベック、CatenaのWhite Stonesはグアルタジャリーのシャルドネの事例です。両者を同じ品種の直接比較とはせず、それぞれの畑と醸造資料を読む練習に使います。

FIELD NOTE 04

ウコの内部を二つの生産者資料で見る

ウコ・ヴァレーの中でも、Concreto 2019はパラヘ・アルタミラのマルベック、White Stones 2020はグアルタジャリーのAdrianna Vineyardのシャルドネという違いがあります。大きな地域名から小地域、畑、区画へ進むと、比較している場所の単位が変わります。

二本は品種も年も異なります。ここでの目的は味の優劣を決めることではなく、資料のどこに原料の由来と工程が記されているかを見つけることです。

この節の根拠:Zuccardi|Concreto 2019技術資料 ↗[資料確認 Catena Zapata|White Stones 2020 ↗[資料確認

FIELD NOTE 05

同じ高地でも、容器の選択は一つではない

Concreto 2019は内面を樹脂で覆わないコンクリートで発酵し、一部全房を用い、20日のマセラシオンを行います。MLFと熟成もコンクリートです。一方、White Stones 2020の資料は樽発酵と部分的なMLF、2〜4回目に使用するフレンチオーク樽で12〜16か月の熟成を記載しています。

コンクリートなら抽出がない、樽発酵なら新樽という推測は、どちらも資料と一致しません。原料、果皮・果梗、発酵容器、熟成容器を分けると違いが見えます。

この節の根拠:Zuccardi|Concreto 2019技術資料 ↗[資料確認 Catena Zapata|White Stones 2020 ↗[資料確認

FIELD NOTE 06

標高の数字から、試飲の仮説へ

White Stones 2020の標高1,450mは、特定の畑の情報です。これをウコ全域の高さとして使わず、日射、夜の気温、水分管理を追加して成熟を考えます。試飲で酸や厚みを感じても、標高だけの効果とは決められません。品種に加えてMLFや澱の扱いも関わるため、地理と醸造の仮説を並行して残してください。

この節の根拠:Catena Zapata|White Stones 2020 ↗[資料確認

この記事の要点

なりません。土壌、水、斜面、品種、栽培と醸造の選択も異なります。

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ウコの二つの畑が同じ標高なら、同じワインになるでしょうか?

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なりません。土壌、水、斜面、品種、栽培と醸造の選択も異なります。

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出典・参考資料

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