制度・醸造 / FIELD NOTES

Retsina / Pine resin

レツィーナ:樹脂を加える時点を読む

香りの由来を、品種・樽・発酵中の操作に分ける。

RELATIONSHIPS

レツィーナ:樹脂を加える時点を読む:比較の視点

Retsina / Pine resin

地理・原料・工程を分けて読む

  • 原料

    サヴァティアノなど

  • 発酵

    アレッポ松の樹脂を加える

  • その後

    樹脂を取り除く

本文を整理した模式図です。生産区域や品質の順位を表すものではありません。 出典・参考資料

FIELD NOTE 01

樹脂は発酵中に加える

レツィーナは主に白、まれにロゼの発酵中にアレッポ松の天然樹脂を加え、その後取り除く。松を思わせる香りは、この醸造操作と結びついている。

単に松の木の近くで育ったブドウだから香る、という説明ではない。品種に由来する特徴と、醸造時に加える素材の影響を分けて理解する。

FIELD NOTE 02

樽熟成とは別の工程

木に関わる香りという共通点があっても、オーク樽で熟成することと、発酵中に松の樹脂を加えることは違う。素材、操作する時点、ワインとの接触の仕方を三行の表にすると区別しやすい。

歴史的な容器の封止や保存と、現在の製法も切り分けたい。由来の説明だけを覚えて、現代もすべてアンフォラの封から香りが移ると考えてはいけない。

FIELD NOTE 03

品種と産地を確認する

主な原料としてサヴァティアノ、ロディティスが挙げられる。アッティカ、ヴィオティア、エヴィアなど中央部の地域も学習の入口になる。レツィーナという名が単一のブドウ品種を意味するわけではない。

伝統的な表示と地理的表示の関係を確認し、具体的な産地名があるかを見る。製法の共通点と原産地の範囲を別々に記録する。

FIELD NOTE 04

香りの根拠を説明する演習

架空の資料Aには「発酵中に松の樹脂を添加」、資料Bには「オーク樽で熟成」とある。どちらも木を連想させても、同じ操作とはいえない。香りの印象だけで工程を断定せず、資料から根拠を示す。

ノートには品種、原産地、添加する素材、添加時点を残す。この四点を確認すると、レツィーナを一つの風味の印象だけで理解する状態から進める。

この記事の要点

発酵中に天然樹脂を加える工程を説明する。栽培場所の印象と醸造上の操作を混同しない。

PAUSE & REFLECT

理解を確かめる

松の香りは、松林の近くの畑だからと説明してよい?

解説を読む

発酵中に天然樹脂を加える工程を説明する。栽培場所の印象と醸造上の操作を混同しない。

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出典・参考資料

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